40年続く焼肉店を、次の世代へ。暮らしと商いをつなぐ店舗併用住宅
石川県羽咋市釜屋町ヰ144-1 / 焼肉大将
長年、賃貸物件で営業を続けてきた老舗焼肉店に、ある転機が訪れました。
能登半島地震の影響もあり、これまでの場所で営業を続けるのか、それとも新たな場所で店を構えるのか。今後の店のあり方を考える中で、大きなきっかけとなったのが、3代目となるご長男の存在でした。
結婚を機に家業を継ぐことを決意。
「これからもこの店を続けていきたい」という家族の想いから、店舗と住まいを一体にした店舗併用住宅を新築する計画が始まりました。
物件概要
| 所在地 | 石川県羽咋市釜屋町ヰ144-1 |
| 完成日 | 2026年7月 |
| 家族構成 | ご夫婦 ※1階店舗はご両親が経営。 |
| 敷地面積 | 1027.62㎡(311.40坪) |
| 延床面積 | 191.69㎡(58.08坪) |
| 総工費 | 4000万以上 |
| 工法 | 木造在来軸組工法 |
「建てること」が、本当に一番良い選択なのか
今回、宝来社石川が大切にしたのは、単に「新しくお店を建てる」ことだけではありません。
店舗を新築する場合には、建築費だけでなく、その後の維持費や事業の収支、営業を続けていく上での負担など、さまざまなことを考える必要があります。
そこで、最初から新築を前提に話を進めるのではなく、現在の賃貸物件で営業を続けるという選択肢も含めて検討。
「本当に新築することが、お店にとって良い選択なのか」
そんなところから一緒に考えたことが、今回の計画につながっています。
お客様の希望をそのまま形にするだけではなく、事業や暮らしの将来まで考えた上で提案する。
その姿勢に信頼を寄せていただき、今回の店舗併用住宅をお任せいただくことになりました。


お店のこれからと、家族の暮らしを一つの建物に
完成した建物は、1階が焼肉店、2階が住居となる店舗併用住宅。
長年通ってきたお客様にとっての「焼肉大将らしさ」を大切にしながら、これから新しい世代のお客様にも利用してもらえるよう、店内はボックス席を中心とした空間に。
そして、すぐ上の階には3代目ご夫妻の住まいを設けました。
「店を続けること」と「家族がそこで暮らすこと」。
二つの役割を一つの建物にまとめることで、これからの家族の暮らしと、お店の新たな歴史が始まります。





受け継がれてきた「焼肉大将」の名前
店名にも、長く受け継がれてきた遊び心があります。
「焼肉大将」の文字をよく見ると、「焼肉」の文字が逆さまになっています。
これは先代から続くアイデアで、焼肉を「ひっくり返す」という意味から生まれたものなのだそう。
こうしたユニークなこだわりも含めて、長年地域に愛されてきた「焼肉大将」。
店を愛するお客様も多く、今回の新店舗づくりには、家族だけでなく、地域の人たちに愛されてきた店をこれからも残していきたいという想いも込められています。


地域に愛されてきた店の、これからをつくる
約40年続いてきた焼肉大将。
そこには、長年通い続けてきたお客様や、店主を慕う地域の方々がいます。
だからこそ今回の新店舗は、単に新しい建物をつくるという計画ではありません。
これまでの40年を受け継ぎ、これからの40年をつくっていくための場所。
3代目へとバトンが渡され、新しい店舗で「焼肉大将」の次の歴史が始まります。
宝来社は、店舗のデザインや施工だけでなく、
「この先、どんな場所にしていきたいのか」まで一緒に考えることを大切にしています。
お店を新しくしたい。
事業を次の世代へつなぎたい。
店舗と住まいを一緒に計画したい。
そんな想いをお持ちの方にとって、今回の「焼肉大将」の店舗併用住宅が、これからの店舗づくりを考えるきっかけになればと思います。

店舗づくりは、建物をつくることだけではありません。
事業のこれから、働く人の動き、お客様の過ごし方、そしてオーナー様自身の暮らし。
宝来社石川では、さまざまな視点からこれからの店舗のあり方を一緒に考え、設計・施工までお手伝いしています。
「新しく店舗をつくりたいけれど、何から考えればいいかわからない」
「店舗と住宅を一緒に計画したい」
「今の店舗を、この先どうしていくか悩んでいる」
そんな段階からでも、お気軽にご相談ください。